ジャパン フォーカス:キッコーマンのインドでの成長、Carlsberg Malaysiaとアサヒの提携終了、アサヒの新調達部門、弁当文化など

By Hui Ling Dang

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今回のジャパン フォーカスでは、キッコーマンのインド市場におけるゴール、今年で終了する Carlsberg Malaysiaとアサヒの独占販売提携、アサヒの新調達部門によるコスト削減目標、コンビニエンスストアにおけるRTE商品の需要、Growth Asia 20233へのカウントダウンなどを特集します。

食の嗜好が多様化する中、キッコーマンはインド市場での中心を目指す

日本のソースブランドであるキッコーマンは、外食パートナーや小売チャネルを通じて インド市場での足場を固めようとしており、同社は国内の消費者が国際的な味を受け入れるようになってきていると考えている。

Kikkoman Indiaは2020年9月に設立され、翌年2月には同ブランドを代表する醤油が発売された。

Kikkoman India代表兼取締役のHarry Hakuei Kosato氏によると、同ブランドは人口が多く、成長の可能性があるこの市場に「以前から注目していた」という。

「損失リスクはない」:Carlsberg Malaysiaはアサヒとの提携解消の影響を軽視

Carlsberg Malaysiaは、アサヒとの独占販売パートナーシップの終了にリスクはないと考えており、この機会にプレミアム化戦略をさらに強化する。

Carlsbergは10年以上にわたってマレーシアにおけるアサヒブランドの独占販売権を保持してきたが、両ブランドは今年初め、2024年以降はこの契約を更新しないことで相互に合意したと発表した。

グローバル統合:アサヒ、新調達部門で年間1億米ドルのコスト削減目標

アサヒは調達業務を統合することで、最低でも年間1億米ドルのコスト削減を目指している。

アサヒの調達業務の多くは現在、地域や国ごとに行われている。同社は、この構造が最大限の効率性と生産性を達成する妨げになっていると考え、新たにCEOに就任したTomas Veit氏が率いる、シンガポールを拠点とする新しいアサヒグローバル調達組織を設立した。

また、組織はアサヒにとって、完全にグローバルにフォーカスした初の機能であり、アサヒはこれを、より効率的で統合された経営への一歩と見なしている。

NestleBlackmoresSuntoryMondelezAmwayなど多数がGrowth Asia 2023に参加

大手ブランド、一流の学者、革新的なサプライヤー、市場の専門家が一堂に会するGrowth Asia Summitまであと数日となりました。

シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催されるこのサミット​では、「ライフステージを超えたトレンドとイノベーションのチャンス」​をテーマに、アジアの食品・飲料・栄養業界の成長を牽引する地域全体の最新市場チャンスを探ります。

プログラム​はダウンロード可能です。

急成長する弁当文化:日本の消費者はコンビニエンスストアでヘルシーで手間のかからない手頃な価格のRTE商品を求めている-調査

伊藤忠グループのMyVoiceComがこのほど実施した調査で、回答者9,461人のうち約45%が、コンビニエンス ストアで販売されている弁当(RTE弁当とも呼ばれる)を購入すると答えた。

その結果、週に1回以上弁当を食べる人は1割を超え、その比率は男性や若年層で高いことがわかった。

理由としては、「手早く食事を済ませたい」「食事の準備をする時間がない」「弁当作りが面倒」などが挙げられている。

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