ジャパン フォーカス:キリンのグローバル展開、食事関連健康リスク

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Japan Focus (Getty Images/iStockphoto)

今回はキリンの拡大計画、果物・野菜摂取不足に伴う健康リスクなどを取り上げています。

米国・タイが牽引するキリンのクラフトジン・焼酎攻勢

日本産スピリッツの需要拡大を背景にキリンのメルシャンが米国とタイへ進出。

同社は米国を世界最大の酒類市場と位置付ける一方、タイにおける日本食品・飲料の需要増に着目している。

国内基盤を超えた多角化を図る中、オーストラリア、韓国、マレーシアなどアジア太平洋市場で既に確立した蒸留酒輸出事業の成長加速を目指している。

韓国企業が日本市場で柑橘原料を拡大、健康志向の高まりに対応

韓国企業 Suchangは、日本のクリーンラベル・健康志向食品原料市場の拡大を見据え、日本向けにみかんの皮(陳皮)を用いた製品開発を進めていると発表した。

日本の消費者はクリーンラベル製品や天然由来原料を高く評価しており、この傾向により食品飲料メーカーは安全性・トレーサビリティ・原産地証明が明確な原料を求めるようになった。これにより済州島産陳皮が競争力のある選択肢として位置づけられている。

果物・野菜摂取量の低さが日本の長期的な健康リスクに

日本人成人の大半が推奨される果物・野菜摂取量を満たしておらず、新たなデータによれば、対策なしではこの問題は長期的に悪化する見込みである。

全国的な食事データを基にした新たなシミュレーション研究によると、現在の摂取量に基づくと、多くの日本成人が国内の食事摂取基準(DRIs)で定められた栄養素推奨量から外れるリスクに直面している。この単純な問題は、1日あたり果物200グラムと野菜350グラムを摂取するだけで解決できるのにもかかわらずである。

脂肪減少、疲労回復、腸内環境改善:日本の機能性表示食品(FFC)における主要な健康表示

2024年4月から2025年3月にかけて、日本の機能性表示食品(FFC)において最も多く認められた健康強調表示は、脂肪減少、疲労回復、腸内環境改善の3項目であった。

FFC製品の約3割(27.9%)が脂肪減少・体重管理に関連する表示を行っていた。

疲労回復を謳う製品は7.6%、腹部・腸の健康維持を謳う製品は7%を占めた。

これは、日本コンサルティング会社 株式会社スムースリンクの加藤 久明代表取締役が執筆した「2024年度 FFC詳細分析レポート」によるものである。

免疫健康機能性食品が日本で過去最高を記録

2024年4月から2025年3月にかけて、日本の機能性表示食品(FFC)制度において免疫健康効果を謳う製品が過去最多の71品目届出された。

FFC制度は2015年4月に日本で導入され、2020年には消費者庁が機能性食品原料の免疫健康表示を許可した。FFCは、日本におけるFFCを監督する消費者庁(CAA)から事前承認を得た原料について「免疫機能を維持する」と表示できる。