ジャパン フォーカス:カルビーのグラノーラ プッシュ、中国による日本産水産物の輸入 禁止措置の再考、アサヒの代替乳製品参入

Ynsect-teams-up-with-Marubeni-to-enter-Japanese-market.jpg
© GettyImages/Kutay Tanir (Getty Images)

カルビーがアジアでグラノーラへの意欲を新たにしたこと、中国が日本の水産物輸入を 再開する可能性、アサヒが代替乳製品分野に参入したことなどを特集しています

朝食に賭ける:カルビー、アジアでグラノーラ事業を倍増へ

日本を拠点とするカルビーは、スナック菓子事業で最もよく知られており、特にポテト スティック市場では国内外を問わず圧倒的な強さを誇っている。

同ブランドは現在、アジアでトップの「健康的な朝食」の選択肢になることを目指し、 アジアでフルグラ グラノーラ・ブランドへの注力を強めている。

放射性物質紛争の終結?中国が日本の水産物輸入に再び門戸を開く可能性

日本と中国は、2023年に原発にたまる処理水を海洋放出するという日本の決定をめぐって対立してきた。

そして今、​放射性廃棄物の放出をめぐる2年間の緊張を経て、現在、中国は日本からの 水産物輸入を再び受け入れる考えに前向きになっている。

ビールからミルクへ:アサヒ、「Like Milk」で代替乳製品に進出

アサヒグループジャパンは、酵母の研究開発における専門知識を活かし、135年のアサヒの歴史の中で初めてとなる代替ミルクを開発した。

​この動きは、代替乳製品飲料とAPACにおけるアルコール節制傾向の高まりとの境界線が曖昧になっていることを意味している。

ハウス食品、食品ブランドに対し、主流になることに集中するよう促す - さもなければ 『色褪せる」危険性あり

インスタントRTCおよびRTEカレーカテゴリーの国際的なマーケットリーダーでもある日本を拠点とするハウス食品によると、長期的な存続を望む食品ブランドは、実際に生き 残るために、主流派にリーチする必要があるという。

ハウス食品中国のHiroyuki Miyato社長は、最近上海で開催された食品・飲料イノベー ションフォーラム(FBIF)2025で「食品・飲料業界では、商品が登場して、1~2年は話題になっていたのに、その後消えてしまって、全く聞かれなくなることがよくあります」と 述べた。

グリコ、米に対する消費者の見方を変える初のソフトキャンディーを開発

​江崎グリコ (グリコ) は、グリコブランドのソフトキャンディーやポッキーブランドの スティックビスケットで有名な、日本で最もよく知られた菓子・スナック会社。

​同社は、同社初のクリーンラベルの米ベースのソフトキャンディーを開発することで、主食としての米の認識を変えようとしている。