パッケージング パートナーシップ:キリンとローソンがリサイクル率向上を目指し、ペットボトル回収を試行

By Guan Yu Lim

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パッケージング パートナーシップ:キリンとローソンがリサイクル率向上を目指し、ペットボトル回収を試行

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キリングループとローソンは、コンビニエンスストアの店頭にペットボトル回収機を設置、回収されたペットボトルは飲料メーカー用ボトルにリサイクルされる。

日本は世界でも有数のPETボトルリサイクル率を誇る国である。PETボトルリサイクル推進協議会によると、2017年には約92%のPETボトルが回収され、84%がリサイクルされた。

しかし、その多くはPETボトルに再生されず、シートや繊維など他の素材に作り変えられることが多い。日本でのボトルtoボトル リサイクル率は約12.5%。

キリンホールディングス株式会社コーポレートコミュニケーション部シニアマネージャーのAkihiko Koyama氏は、「リサイクル率を高めるためには、消費者がリサイクルに参加する際の利便性を向上させることが必要であり、コンビニエンスストアでの回収は、24時間体制のPET回収サービスとして有効であると考えています。」

現在、回収機はローソン横浜新子安店で試験的に導入されている。

仕組み

kirin lawson

このプロセスは、消費者が使用済みのペットボトルを洗浄し、ラベルを剥がすことから始まる。

そして、これらボトルは、100mLから2,000mLのボトルを回収する機械に投入され、粉砕される。

粉砕されたペットボトルは、地域の自販機を補充するキリンの社員が現場で回収する。

回収されたペットボトルは、輸送効率を高めるために、キリンの自販機運営会社の既存ルートを利用してリサイクル工場に運ばれる。

回収されたボトルは、リサイクル工場で樹脂化され、飲料メーカーの食品用再生PETボトルとして再利用される。キリンは、再生PETを緑茶の商品群に使用する。

また、消費者には、回収したペットボトル5本につき、Pontaポイントが1ポイント付与さる。

ローソンのコミュニケーション本部・シニアマネージャーの杉原弥生さんは、FoodNavigator-Asia​誌の取材に対し、「消費者からは、いつでも回収してもらえる場所が近くにあると便利だという声が寄せられています。また、回収することでポイントが貯まるので、リサイクルに参加することを楽しんでいます」と語っている。

ペットボトル回収機は日本では目新しいものではないが、キリンが開発した回収機は、ペットボトルを挿入する際にボトルの口を下向きにすることで、ペットボトル内の残液を取り除く仕組みになっている。

今後の取り組み

キリンとローソンは、この取り組みを試行し、回収本数をモニタリングしている。

「現在は、消費者の利用状況や回収機の稼働状況などを確認しながら、より安全で便利な回収機になるよう改良を重ねています」とKoyama氏は語る。

「今回の実験の結果次第では、年内に5店舗程度の展開を予定しています。」

ローソンは全国に約15,000店舗を展開している。

両社は三菱グループの一員として、全社的にペットボトルリサイクルの取り組みを強化している。

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