さらば、二日酔い:メルシャンが日本の若者向けにRTDノンアルコールサングリアを開発

By Guan Yu Lim

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さらば、二日酔い:メルシャンが日本の若者向けにRTDノンアルコールサングリアを開発

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キリンのワイン子会社であるメルシャン株式会社は、若年層の注目を集めることを目的に、初のノンアルコール サングリア飲料を開発した。

新ブランドMOCK Bar (モクバル)として販売されるノンアルコール サングリアドリンクは、ノンアルコール ワインエキス、果汁(オレンジ、マンゴー、洋ナシ、パイナップル)、スパイス(シナモン、ミント)を使用している。

メルシャンでは、6月の発売を目指し、今年度は36万本(250mL/本)の販売を目標としている。

すぐに飲める (RTD) サングリアとして、全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ECサイトなどで販売される。

モクバルのブランドマネージャーである永谷洋平氏は、「お客様アンケートに、若い世代を中心に、お酒は好きだが、酔わずに楽しみたい、ノンアルコールでも、特別感のある商品を飲みたいという回答が多く寄せられました」とFoodNavigator-Asia​誌に語った。

ワインカテゴリーの中でもサングリアは、若者の間では経験レベルや飲用意向が高く、また果汁が多く含まれているため贅沢な美味しさがあることから人気がある。

メルシャンでは、伝統的にビールや日本酒の市場である日本において、このノンアルコールサングリア飲料が、ノンアルコール ビールやモクテル飲料の消費者である20代から30代の若い消費者を惹きつけることができると期待している。

今後、Webや店頭でのキャンペーンなどのプロモーションを実施し、消費者の認知度を高め、最終的には購買力の向上につなげていきたいと考えている。

R&D

モクバルシリーズの研究開発は1年半に及び、100種類以上の試作品が作られた。

「果汁感のあるノンアルコール サングリアを作るのは容易ではありませんでしたが、ワインエキスやスパイス、ハーブを加えることで、大人の贅沢なサングリアを作ることができました」と永谷氏は語る。

メルシャンのワイン醸造技術やジュースのブレンド技術、キリンビバレッジの清涼飲料水の商品開発技術を駆使してモクバルは開発された。

ノンアルコールのワインエキスは、ワインを濃縮して脱アルコールしたもの。

ノンアルコール サングリアの製造方法は、発酵を必要とする一般的なアルコール サングリアとは異なる。発酵を必要としないノンアルコール サングリアは、ワインエキス、スパイス、フルーツジュースなどを組み合わせて作られる。

ノンアルコール飲料攻勢

今のところモクバルの輸出予定はない。

メルシャンは先に、「メルシャン スパークリング アルコールゼロ」というノンアルコールのスパークリングワインを発売している。

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