チキン缶詰:ホテイフーズがボイルとやきとりの缶詰を開発
同社によれば、胸肉で作られた一口サイズのサラダチキンで、油や食品添加物は含まれてない。
缶詰に精通する同社は、現在でもベストセラーとなっている焼き鳥缶詰を1970年に発売している。
商品企画部門のTakuma Mizuno氏は、「高齢化社会と人々の健康意識の向上のために、より健康的な食品を開発する必要があると考えています」とFoodNavigator-Asia誌に語った。
「そこで、今回はシンプルな塩味で添加物を加えない茹で肉で作ったサラダチキンの缶詰を発売しました。」
今月初めに全国で発売され、小売価格は150円(税抜き)。
この製品は缶から直接食べたり、電子レンジで加熱することができる。
サラダチキン缶詰は、殺菌工程で高温にさらされ、賞味期限は36ヶ月となっている。
製法は日本で特許を取得している。
日本缶詰業協会によると、缶詰製品は可能な限り空気を除去して容器を密封しビタミンやその他の栄養素を保存するために、真空中で加熱滅菌する。
この方法だと、場所や季節に関係なく腐敗せずに長期保存ができ、いつでも何処でも食べられる理想的な非常食として災害時でも対応可能になる。
からあげ缶詰
今年2月、ホテイフーズはからあげ 和風醤油味、からあげ 旨辛たれ味とからあげ てりマヨ味の3タイプのやきとり缶詰を発売した。
2019年3月の売上高について、「3タイプ合で計約30万缶を販売した」Mizuno氏とは述べている。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、Amazon ジャパンで200円(税抜き)で販売されている。
同氏によると、からあげ缶詰の賞味期限は製造日から24ヵ月とのこと。
缶詰の未来
Mizuno氏は、「ソーシャルネットワーキングサービスの普及に伴い、話題性と特徴を備えた製品を販売する傾向が高まっています」と語ったうえで、
日本人は味については保守的であると付け加えた。
やきとり缶詰やサラダチキン缶詰とは別に、「缶詰の天ぷらやとんかつなど、さまざまな揚げ物をいつでも楽しむことができたらうれしいですね」と提案した。