ペーパーパイオニア:キットカットジャパンは、プラスチック外袋を折り紙が できる紙製へ

By Guan Yu Lim

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ペーパーパイオニア:キットカットジャパンは、プラスチック外袋を折り紙が できる紙製へ

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ネスレジャパンは、キットカットの外袋をプラスチックから紙に変更することで、プラスチック廃棄物問題を解決する取り組みを加速する。

新パッケージは、ミニ、抹茶、濃い抹茶を含む5つのキットカット製品でスタート、2019年9月下旬に登場する。

これにより、ネスレジャパンはプラスチック使用を年間約380トン削減すること見込んでいる。

同社は、新しいパッケージを廃棄物として処分する代わりに、折り紙にしたり、メッセージを書くために使用できるとしている。

新紙パッケージは完全にリサイクル可能で、森林管理協議会(FSC)の認定を受けている。

ネスレジャパンの広報担当者はFoodNavigator-Asia​誌に、紙の包装は製品の賞味期限に影響を与えないと述べた。

素材は雨や雪に耐性のある高強度の紙でできている。

「設備投資などのコストは上昇しますが、持続可能な社会への投資だと考えています。」

このキットカットパッケージ変更は、2025年までに100%リサイクル可能、またはリユース可能なパッケージを作成するという同社のビジョンの最初のステップとして位置付けられている。

製品の小売価格は300円から500円で、全国のスーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストアで購入できる。

今後の取り組み

ネスレジャパンによると、すべてのマルチパックKITKAT製品の外袋は、2020年9月までに紙製に、個包装されたKITKAT製品の単層パッケージは、2021年に置き換えられる。

同社は、「当社の目標は、リサイクルしやすい単一素材を創出することです」と述べている。

新しいパッケージングを他のブランドや製品への拡大を検討し、また、環境への負担をさらに軽減するために、素材を積極的に探索している。

つい先月、通常廃棄されるココアパルプを天然甘味料として使用したキットカット製品​を発売した。

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