明仁天皇は長男徳仁の皇位継承をもって、4月30日に退位する。
4月1日に「令和」(美しい調和を意味する)として発表された新しい元号は、すぐにブランドマーケティングの専門家の注目を集めた。
たとえば、醸造大手のアサヒは、新しい時代を祝うために、5つの缶ビール製品のラベル変更を予定していると発表した。
「アサヒスーパードライ」、「クリーンアサヒ」、「クリアアサヒプライムリッチ」、「アサヒスーパーベスト」、「アサヒスタイルフリー」の5つのレーベルが新時代の名を冠した改元デザインで5月1日の新時代の初日に販売される。
アサヒによると、手応えは抜群で受注数は42万件に達し、予想売上高の1.5倍となっている。各ケースには20缶のビールが入っている。
アサヒスーパードライの500ml瓶も新しいラベルとなり、同様に新時代の名を冠する。
一方、元号が発表された翌日、ネスレジャパンは、新時代を祝うために新しいデザインのキットカットを4月22日に発売すると発表した。
1時間で終了
コカ・コーラジャパンは、新時代の狂乱に乗り出した最初の数少ない食品飲料企業の1つ。新時代の名前が4月1日に発表された直後に、デザインチームはすぐに漢字で「令和」を印字した新しいラベルを作成、同じ日に、新しいラベルを貼った2,000本のコーラを、東京の新橋地区で配布、1時間で終了となった。
同様に、森永製菓も4月1日の夜、渋谷でイベントを開催し、新時代の名前が入った箱に詰められた1000個のハイチューを配布した。
日本では、次となる元号が重要視されている。公式文書からカレンダー、運転免許証、造幣まで、新しい時代の名前を刻む必要がある。
このニュースに最も早く反応したの、おそらく広島県に拠点を置く精密部品メーカーだろう。Japan Todayによると、テレビで新時代の名前が発表されてからわずか2分27秒後に、新元号をレーザープリントしたぐい呑みの注文をホームページで受け付け始めた。