これに続き、同社の技術パートナーであるAnellotechは、石油由来原料と同等の、一連の再生可能な化学物質の製造に成功したことを発表した。
Bio-Thermal Catalytic(Bio-TCat)技術により、木材、おがくず、サトウキビバガス、その他非食用原料などバイオマス供給原料をBTX芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン)に変換し、精製することができる。
Anellotechは2012年にサントリーとの提携を始め、バイオペットボトルの製造必要な主要成分であるバイオ芳香族化合物(バイオパラキシレンなど)を製造している。
持続可能性の哲学
両社は、2016年初頭に現在使用中の開発および実証実験プラントを米国テキサス州に建設した。
さらに、サントリーは2R+B (Reduce/Recycle + Bio、リデュース/リサイクル + バイオ)アプローチを加えたことで、ペットボトルでの樹脂使用量を削減、再生材料の使用を増やすことに積極的に取り組んでいる。
削減には製造されるプラスチックボトルの数だけではなく、ボトルのラベルやキャップに使用される材料の量も節減するという「軽量化」プログラムも含まれている。
「バイオ」分野では、サントリーはすでに国内最軽量のペットボトルを製造しており、その30%が植物由来原料で構成されている。これはサントリー天然水550ml飲料で使用されている。
その他の最近の取り組み
つい最近では、サントリーはCO2排出量を約25%削減できる、ソフトドリンク用のペットボトルのプリフォーム製造における「FtoPダイレクトリサイクル技術」の開発を発表した。
これはKyoei、SIPA SpA、EREMA Group GmbHの共同開発の一環だった。
昨年、サントリー食品インターナショナルは日本飲料メーカー初のダンボール紙と板紙の森林管理協議会(FSC) (TM)ーCOC認証を取得し、サントリー天然水ブランドのミネラルウォーターの包材にこの認証済みの材料を採用した。
サントリービール株式会社もまた、年末に向けて、製品の包材にFSC認証紙を採用した。