ASEANフォーカス:シンガポールの低糖質製品開発、インドネシアのパーム油輸出禁止、タイの農産物転換などを紹介します。

By Pearly Neo

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ASEANフォーカス:シンガポールの低糖質製品開発、インドネシアのパーム油輸出禁止、タイの農産物転換などを紹介します。

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 ニュートリグレードへの対応:シンガポール飲料会社、表示への影響を回避するため低糖質の新製品を発売へ​ 

シンガポールで実施予定の加糖飲料(SSB)表示制度「ニュートリグレード」は、地元の飲料メーカーを、潜在的な影響を避けるために低糖製品オプションの改良と創造に駆り立ててる、こうした中には、アップサイクル飲料企業 Imperfect Drinks社も含まれる。 

シンガポール政府は2020年の時点でニュートリグレードのコンセプトを導入し、COVID-19の大流行により何度か延期された後、現在は2022年12月に実施される予定となっている. 

Imperfect Drinksは、「醜い」果物や野菜からフルーツジュースを作ることに特化しており、同社製品の糖分はすべて自然界に存在する果糖だが、製品ラベルのCやDの評価が消費者に 「自動的に認識の変化」 を引き起こすため、変更する必要があることを強調している。 

 

パーム油のチャンス?インドネシアの輸出禁止はマレーシアに大きな利益をもたらすが、タイミングが重要​ 

インドネシアのパーム油輸出禁止措置は、マレーシアに市場シェア拡大のチャンスを与えたが、それは契約のタイミングと労働力の確保に大きく依存する、と業界専門家は言う。 

インドネシアのJoko Widodo大統領は今月初め、国内の価格高騰に対処するため、原油と精製・加工されたパーム油の国外への全面輸出禁止を発表し、パーム油セクター、さらには飲食セクター全体を驚かせた。Widodoは、この禁止措置の主な理由として、手頃な価格の食料に対する地元のニーズを挙げている。 

 

タイのハイテク食品の未来:政府は食品・農業セクターの変革の強化を約束​ 

タイ政府は今年、ビッグデータ、スマート農業、e-コマース、アグリビジネスの改善に大きく焦点を当て国内の食品・農業産業のための全国的なデジタル変革計画のペースを上げることを約束している。 

タイのデジタル変革計画の一環として、現在、農業・協同組合省(MOAC)内に4つの主要な小委員会が設置されており、個別にビッグデータとGov テック、スマート農業、e-コマース、アグリビジネスに焦点を当てている。4つの小委員会はすべて、テクノロジー、イノベーション、マーケティングの活用によるアグリフードセクターの改善に重点を置く。 

 

インドネシアの代替タンパク質スタートアップ、2022年第3四半期にシンガポールの小売棚に並ぶことを目指す​ 

インドネシアのGreen Rebel 社は、第3四半期までにシンガポールの主要スーパーマーケットの棚に並ぶことを目指している。また、B2C e-コマースプラットフォームを開発し、既存の人気e-コマースサイトに参入して小売販売を強化する計画も立てている。 

シンガポールは、Green Rebelがインドネシア以外で展開する最初の国で、最初に提携したのは、モダンな中華料理店のEmpress、カジュアルなオールデイ・カフェのPrivé、アンシアンのLove Handle、酒場のDragon Chamber 、モダンなスチームボート店のQueen of Wokなどのフードサービスパートナーである。 

 

再編入:明治、17年ぶりにタイの粉ミルク市場に再参入 キューブ型粉ミルクを投入​ 

明治は、国際通貨危機の影響でタイにおける事業を終了して以来、17年ぶりに粉ミルクでタイ市場に再参入する。 

Meiji GU FORMULA GOLD EZcube は、1歳から3歳までの幼児用で、タイでは主にe-コマースで販売されているが、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ベビー用品店にも導入される予定となっている。価格は、2袋入りが約213円、16袋入りが約1309円となっている。 

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