NutraIngredients-Asia Awards 2021
外部とのコラボレーション:キリン、受賞歴に輝くラクトコッカス・ラクティス菌株「プラズマ乳酸菌」を使用した10種類の免疫関連製品を新たに追加
プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)は、プラズマサイトイド樹状細胞を刺激することで、免疫系の維持をサポートするという研究結果に裏付けられたキリン独自の機能性成分。
キリンのサプリメント、ヨーグルト、飲料などの「iMUSE」シリーズの主要成分であり、日本で初めて免疫機能の機能性表示食品として届出されたブランドである。
新たに加わったのは、サプリメント、ミルクティー、緑茶、のど飴、チョコレート、ゼリー等の10商品。
これらは、小岩井乳業、キリンビバレッジなどのキリンのブランドと、オリヒロプランデュ、カンロ、森永などの外部パートナー企業から発売されている。
手軽に飲食出来る製品で、スーパーやコンビニエンスストア、インターネットなどで販売され、免疫力を重視する消費者が日々の食生活に取り入れやすいようになっている。
【キリンの拡大戦略を動画でご紹介します。】
好調な業績
日本では、免疫関連製品への関心の高まりを反映して、iMUSEシリーズが予想以上に好調に推移している。
プラズマ乳酸菌を含む製品群の2021年1月から8月までの売上高は、前年同期比で60%増となっている。
キリンは、消費者の免疫系ケアへの関心が引き続き高まり、需要が拡大すると予想し、プラズマ乳酸菌製品の2021年の売上目標を修正した。
キリンホールディングスヘルスサイエンス事業部部長の藤原大介氏は、「事業計画を上方修正し、今年の売上目標を年初の110億円から135億円に修正しました」と語る。
原料生産
キリンは、プラズマ乳酸菌の需要拡大に対応するため、2023年までに生産能力を約28トンに倍増する計画がある。
そのために、埼玉県にあるiMUSEヘルスサイエンスファクトリーの製造設備を増設する予定。投資額は約9億円を見込んでいる。
キリンホールディングスは、プラズマ乳酸菌とiMUSEの海外市場での販売拡大を目指している。現在、プラズマ乳酸菌は欧米のB2Bチャネルで販売され、iMUSE製品はベトナムで販売されている。
勝利への思い
NutraIngredients-Asia Awards 2021において、キリンのiMUSEがProduct of the Year: Immune Supportの受賞に輝いた。
藤原氏は、この受賞について、「今回の受賞は、長年の研究の集大成です。10年以上前にこの研究を始めたとき、私の使命は、ウイルス感染への保護に貢献する方法を見つけることでした。今回の受賞は、私たちのハードワークが認められた結果です」と語った。